病理医としての転職は可能?希望の働き方を手に入れた事例を紹介
「病理医として働きたいけど、求人数や転職事例が少ない。転職に成功した人っているの?」
このように、転職に対する不安をお持ちの医師は、多いのではないでしょうか。
本記事では、病理医として転職に成功した2人の医師をご紹介します。
病理医として働きたい方や、転職に戸惑っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
病理医として転職に成功した医師の体験談
ここから、転職に成功した2人の病理医をご紹介します。
転職事例1:30代男性病理医 A.Tさん
長年、大学病院で病理医として働いていたTさん。
前職は、2年おきに別の病院へ異動しなくてはならず、不満を抱えていました。
加えて、月4回の当直にも対応していたので、割に合わない仕事だと、Tさんは思っていたそうです。
「このままでは、一生安い賃金で働き続けなくてはいけない」
そう思ったTさんは、ついに転職を決意します。
早速、Tさんは医師専門の転職サイトに登録し、キャリアアドバイザーに相談しました。
そして、Tさんは3つの希望条件を提示します。
1つ目は、勤務地が東京23区内であること。
2つ目は、年収は1,300万円以上であること。
そして3つ目は、病理診断の仕事ができることです。
Tさんには内科医の経験もありました。
しかし、彼は病理の仕事に誇りを持っており、前職と同じキャリアを続けたいと思っていたようです。
キャリアアドバイザーに希望条件を伝え、求人を探してもらったTさん。
しかし、Tさんの希望を叶えられる求人が見つからず、転職活動が難航します。
そこで、透析への転科など、別の方向性を提案してもらいながら、Tさんは病理医の求人を待つことにしました。
そして、求人を待つこと数ヶ月。
ようやく東京23区内の病院で、常勤病理医を募集する求人が出たことを、Tさんは聞きます。
その後、Tさんは迷わず紹介先へ応募し、面接に向かいました。
紹介先の面接官との話し合いで、病理診断ができることと、年収が1,300万円になることを知ったTさん。
「この病院なら、医師のキャリアを活かせるし、年収も申し分ない」
紹介先が提示した雇用条件に納得したTさんは、その後内定をもらって入職を決めました。
現在は、新しい医療機関で、前職と同じ病理医として勤務されています。
「キャリアアドバイザーが、根気よく求人を探してくれたので、理想の病院に入職できた。
今も病理の仕事を続けられているし、希望の年収も叶って満足している」
入職後、Tさんは嬉しそうにおっしゃっていました。
転職事例2:70代男性病理医 F.Kさん
医局関連の総合病院で、病理医として勤務していたKさん。
すでに70歳を超えていたKさんは、若手医師へ世代交代しようと思い、転職を決めました。
転職にあたり、Kさんが出した希望条件は以下の2つ。
1つは、新しい勤務先は自宅から近い病院であること。
もう1つは、前職と同じ病理医として働けることです。
上記2つの希望が叶えられるなら、年収にはこだわらないと、Kさんは決めていました。
高齢であることと、希望条件が厳しいため、自分一人での転職活動が難しいと判断したKさん。
彼は、医師専門の転職サイトに登録し、キャリアアドバイザーからサポートを受けることにしました。
しかし、Kさんの居住地は病理医の求人が少なく、想像以上に転職活動が難航します。
「やはり難しいか……」とKさんが諦めかけた頃、ようやく転職先の候補が見つかりました。
候補先は、Kさんの自宅から電車で約45分の位置にある病院です。
この病院には、病理診断科が設置されており、Kさんのキャリアを活かせる環境が整っていました。
希望条件が叶えられると思ったKさんは、迷わず紹介先の病院へ応募し、面接に進みました。
面接を受けた際、病院側はKさんが高齢であることを心配したそうです。
相手の反応を見たKさんは、病理医の実績と、若手医師の指導経験があることを打ち出します。
高齢という病院側の不安要素を取り除き、Kさんを採用するメリットをアピールしたのです。
説得力のあるKさんの発言に、病院側も前向きに採用を検討してくれました。
病院側との話し合いの結果、無事にKさんは内定を勝ち取ります。
現在、常勤の病理医として、Kさんは活躍されているようです。
まとめ
病理医の求人は、全国的に少ない傾向にあります。
特に医療機関が少ない地方では求人が見つかりにくく、転職が長引くこともあるでしょう。
もし、あなたが病理医として働きたいなら、医師専門の転職サイトを活用してみてください。
転職サイトを活用することで、見つけにくい病理医の求人を、キャリアアドバイザーが探してくれます。
転職のプロに求人探しを依頼し、最短で理想の働き方を叶えましょう。
この記事へのコメントはありません。