未経験でも産業医に転職できる？やりがいを手にした医師の事例を紹介
「産業医に転職するには、経験が必要？」
「産業医に転職すれば、仕事と家庭を両立できる？」
このように考える医師の方々は多いのではないでしょうか。
新たなキャリアパスを模索する医師にとって、産業医は魅力的な選択肢の一つです。
しかし、企業へ就職し、臨床現場を離れるという点で、不安を感じる医師も少なくありません。
ここでは、未経験から産業医への道を歩み、理想の職場で充実した日々を送る医師の転職事例をご紹介します。
産業医としての新しいキャリアを考える際の参考になさってください。
転職事例
それでは、産業医に転職された医師の事例を見てみましょう。
転職事例1：40代男性産業医Aさん
これまでに大学病院や地方の病院で勤務してきたAさん。
院長職も務め、充実した毎日を送っていましたが、治療だけでなく、病気の予防にもかかわりたいとお考えでした。
「産業医ならば社員の健康サポートをとおして、その家族にも企業にも貢献できるのではないか」そう考えたAさんは、転職を決意。
ただし、産業医として働いたことがなかったため、未経験でも雇ってくれる企業はあるのか、不安もあったそうです。
そこで、迷わず医師専門の転職エージェントに登録。
早速、中小企業でメンタルヘルス管理を中心に行う求人が見つかりました。
しかし、なるべく大勢の健康にかかわりたいと思っていたAさん。
「転職という大きな決断をする以上、自分の希望を叶えられる職場にしたい」と、別の転職エージェントにも登録。
複数の求人から、最良のものを選ぶことにされたんですね。
新たに登録した転職エージェントからは、複数の大企業案件を紹介されました。
企業で働く幅広い業種の従業員を総合的にサポートできる求人も見つかったようです。
「これだ」と思ったAさんは、エージェントに面接のスケジューリングを依頼。
スピーディーな対応により、即面接となりました。
その後、複数回の面接を経て、無事に内定。
自宅から通いたいという条件や、より大勢の健康をサポートしたいという希望も叶えられました。
現在は、新しい職務に大きなやりがいを感じていらっしゃいます。
転職事例2：40代女性産業医Bさん
あこがれていた大学の医局に入局し、内科医として働いていたBさん。
出身大学外の医局ではありましたが、当初は出身を気にすることもなく、充実した毎日を送っていたそうです。
しかし、年数が経つうちに、大学出身者との間で待遇に明確な差があることを実感。
医局人事では、よそ者扱いされる場面が多くあったそうです。
決定的だったのは、最果ての関連病院への異動通告。
「左遷」とも言える人事でしたが、「1年だけ」という教授からの言葉を信じたそう。
慣れない環境や激務に耐えながらも、教授からの連絡をひたすら待っていたようです。
しかし、権力闘争のまっただ中だった医局では、Bさんの人事など完全に忘れ去られていました。
両親の体調不良も重なり、医局をあてにしていられなくなったBさん。
自ら転職先を探すことを決意します。
そして、医師専門の転職エージェントに登録。
以前から予防の大切さを感じていたこともあって、産業医の求人を探しました。
しかし、未経験の自分を採用してくれる企業があるか、常に不安だったそうです。
忙しいBさんに代わり、エージェントは未経験者を受け入れている企業を探しました。
勤務条件を交渉しながら内定されるまで、丁寧にバックアップしてくれたそうです。
そして、無事に数千人の従業員が所属する大企業への内定が得られました。
現在、社員との面談やメンタルヘルスの相談など、予防医療にかかわる仕事に大きなやりがいを感じていらっしゃるとのこと。
ワークライフバランスが整うだけではなく、両親と暮らす希望も叶い、理想の働き方を手にされています。
転職事例3：30代女性産業医Cさん
医局に入局し、関連病院を転々とされてきた内科医のCさん。
幼い子どもを抱える母親でもあり、仕事と家庭との両立に限界を感じていらっしゃいました。
「子どもとしっかり向き合いたいけれど、仕事を辞めてキャリアを途切れさせたくはない」「収入が下がっても、働き続けられる環境にいたい」
そう考えたCさんは、ワークライフバランスを実現できる産業医への転職を決意します。
社員一人ひとりに向き合えるという点でも、産業医は魅力だったそうです。
医師専門の転職エージェントに相談したとき、自宅からの通勤圏内で時短勤務可能な中小企業を希望しました。
難しい条件ではありましたが、可能な限り希望を叶えられる企業をリサーチしてくれたそうです。
そして、従業員約300人の中小企業が見つかり、無事に内定を獲得しました。
企業の雰囲気も大変よく、社員とともに病気予防のための企画もされているとのこと。
さまざまな取り組みをとおして健康管理ができる点に、やりがいを感じているようです。
サポートする方々だけでなく、自分の家族にも丁寧に向き合える環境は、医局では味わえない素晴らしさがあるそうです。
まとめ
ワークライフバランスを重視したい、治療よりも予防に力を入れたいと願う医師にとって、産業医はおすすめの転職先です。
たとえ未経験であっても、医師専門のエージェントを利用することにより、望ましい職場へ転職できるでしょう。
医師として新たなキャリアを築くためにも、転職エージェントのサポートを受けながら、理想の働き方を手に入れてください。
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