医師が現実的に医師以外の仕事に医師転職する方法
医師免許を取得して医師になったからといって、生涯医師として働き続ける必要はもちろんありません。
事実、母数は多くないかもしれませんが、医師免許を持ちながら医師以外の職業を選んだ人たちは一定数存在します。
今回は、医師転職で医師以外の仕事で現実的に活躍できる職業をご紹介します。
「医師以外の仕事をしてみたい」「他のキャリアも気になる」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
医師が医師以外の職業に転職しない理由
そもそも論として、なぜ転職で医師以外の仕事を選ぶ割合が少ないのかというと、まず医師免許の取得が大変だからです。
その他にも医師という仕事にやりがいがあるから、また収入が高く食いっぱぐれないからという理由もあります。
また医師という職業自体も売り手市場で、常に人手不足が続いているのが現状です。
そのため、激務だったり仕事内容がキツいケースはあるものの、条件自体は良い内容のものが多いとされています。
そういった理由もあって、医師転職で医師ではない仕事をするのは比較的レアケースとされています。
医師の強みを活かせる3つの職業
ではいよいよ、現実的に医師転職で医師以外の職業で活躍できるものをご紹介していきます。
ここでは医師免許が必要だったり、医師というキャリア経験がそのまま職業に活かせたりするものを主に3つほどピックアップしました。
1.研究医
医者でありながら、臨床医としての働き方以外を実現できるメジャーな職業が研究医でしょう。
研究医とは、医師免許を持ちながら基礎研究や臨床研究を行う研究者のことを指します。
最大のメリットは研究に没頭できるので、患者さんを直接相手にすることがなく、臨床医が感じるようなストレスはまったくない、という点です。
仕事の内容からしても、自分で一人で黙々と作業するのが好きな方が集まる傾向にあります。
ただし、論文化できるような研究結果が求められるシビアな世界でもあるので、プレッシャーがかかる仕事でもあります。
しかし、医師免許があれば医大のポストを取りやすくなるなど、研究職のキャリアを積む上での大きなメリットもあります。
2.医系技官
これは医者で官僚になるという一風変わった職業です。
具体的には厚生労働省に勤め、医療制度そのものを作ったり、整えたりすることが主な仕事となります。
先ほど挙げた研究職と違って、人と関わることが当たり前の職場です。
各省庁との連携や縦割りの組織図など、民間とは違った働き方が求められます。
キャリアの例としては、若いうちから10年以上かけて働く場合や医師として勤務したのち2年ほど出向というかたちで勤めるケースもあるようです。
3.医療ライター
医師という肩書を利用してWebライターとして活躍する道です。
具体的には、医療系のニュースを解説したり、医療系の内容の情報発信をすることで収入を得るというものです。
働き方の自由度という点では、先に挙げた2つよりも高いと言えるのではないでしょうか。
明確なデメリットしては、医師免許を利用してなにか仕事をするわけではないので、収入の面では普通の企業勤めのサラリーマンと同じくらいになるでしょう。
もちろん、基本的にフリーランスという働き方になるので、力量次第では収入はそのかぎりではありません。
まとめ:医師転職で医師免許やキャリア経験を活かす道は医師以外にもある
医師転職における、研究医や医系技官、医療ライターといった他の医療系のお仕事を紹介しました。
学問的な道に進むのか、政治の世界から医療を変えるのか、はたまた医療についてわかりやすく世間に発信するのか、道は違えど医療にまつわる点は変わりません。
あなたの適正や趣向によっては、こういった選択肢を検討するのもよいのではないでしょうか。
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