ほかとは違う?自治体病院の医師求人の特徴とは?
「自治体の病院って普通の病院と何が違うの?」
「そういった病院の求人の特徴を知りたい」
と感じている方向けに、今回は自治体の病院に関するあれこれをご紹介します。
そもそもどんな病院なの?、といった話から求人の特徴まで。
今回の内容を見てもらえれば、自治体管理の病院についてご理解いただけますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
そもそも自治体病院と公的病院の違いとは?
自治体の病院とそのほかの病院との違いはどこにあるのでしょうか。
まず、混同されやすい自治体病院と公的病院の違いは、運営する団体元に違いがあります。
自治体病院は都道府県や市区町村などの地方自治体が運営する病院で、公立病院と呼ばれることがあります。
一方、似たような位置付けから混同されやすいものとして公的病院があります。
公的病院は厚生労働省が定めた運営母体が開設、出資、運営する病院のことを指します。
具体的には、自治体の病院は外科、内科、小児科などの幅広い診療科を持ち、地域医療の中核を担っています。
また、自治体が運営元なので県や市の公務員として働く立場でもあります。
公的病院は、こちらも地域住民の医療を担う目的で開設されている場合が多く、不採算の救急や小児医療、災害対応などの役割を担っている特徴があります。
ただしこちらは、病院を運営するのは国が定めた法人となります。
民間による運営という点が自治体の病院と大きく異なる点でしょう。
病院とクリニック(診療所)の違い
病院の違いに関連して、病院とクリニック、診療所の違いについても解説します。
病院やクリニック、診療所のどれもが、医業を行うための場所という点で共通しています。
その上でこれらを分ける明確な違いとして、病床の数が挙げられます。
病院は20床以上の病床を有するもの。
クリニック(診療所)は病床を有さないもの、または19床以下の病床を有するものが該当します。
つまり受け入れられる患者の数によって、病院かクリニック(診療所)なのかが変わってきます。
自治体が運営する病院の求人の特徴
ここからは通常の病院と異なる自治体の病院の特徴について紹介していきます。
公務員としての採用
自治体管理の病院に勤める医師の多くは公務員として採用されます。そのため雇用条件などは、当然ながら国や自治体によって異なってきます。
医師といえど公務員なので、倒産などの心配なく安定して働くことができます。
一般病院の場合、民間企業の雇用条件に近いかたちとなるため、給与や労働条件は一般企業と似ています。
課題が見受けられる
求人そのものの特徴というわけではありませんが、とくに地方では医師不足が深刻化しています。
特に、自治体系の病院では慢性的な医師不足で、勤務医が少ない傾向が見受けられます。
また、赤字経営が続いている病院も散見され、経営維持に課題を抱えている病院も少なくありません。
とはいえ地方の一般病院と違って公務員と同じ扱いであるため、待遇条件は黒字の一般病院と遜色ないことが多いのも特徴です。
まとめ:自治体の病院で働く医者は公務員
どんな病院であろうと、医師としての職務に基本的に違いはありません。
ただ、採用している雇用形態や病院を運営している母体が変わってくるという話でした。
自治体病院は医師であると同時に、公務員として働くことになります。
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