マッチングって何?医師界におけるマッチングと早期登録のすすめ

マッチングと聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?

昨今では、男女の新しい出会いを生み出す「マッチングアプリ」なんかを思い浮かべる人もいるかもしれません。

通常、マッチングという言葉は、あるニーズを持った2つ以上のものを結びつけることを意味します。

実はその言葉通りの意味で、医師の世界でもマッチングという言葉が頻繁に使われています。

今回は医師界における2つの異なるマッチングについて解説していきます。

あなたのキャリアに大きく影響する就職や転職に関わる話なので、ぜひ最後までご覧ください。

医師臨床研修マッチング

医学部生が医師になるために避けては通れないのが、医師臨床研修マッチングです。

これは簡単にいうと、医師にとっての就職活動みたいなものです。

大学を卒業したのち医療施設に勤めるわけですが、その勤め先を決めるために行うのが医師臨床研修マッチングなのです。

医師臨床研修マッチングの登録方法

医師臨床研修マッチング協議会のサイトに登録して、ログインする必要があります。

大学から配布される「ユーザID」と「パスワード」を入力するだけなので、とくに難しいことはありませんが、登録期限には注意しましょう。

期限日を過ぎてしまうと、サイトを利用することができなくなるため、志望している病院への就職はほぼ不可能になってしまいます。

そのため、毎年公表される期限日をチェックし、その日までに余裕をもって行動するようにしましょう。

サイトを利用する目的は研修先の病院を選ぶことです。

ただし、どの病院ともマッチしなかった場合は、二次募集に応募することになります。

アンマッチとなってしまった場合

二次募集はマッチング協議会のサイトを介してではなく、直接志望する病院へ連絡を取る必要があります。

これまでと応募方法が大きく異なるので、注意しましょう。

とくに都市部は1日で募集が終了してしまうこともあるので、病院によってはスピード感が求められます。

医師のマッチングサイト

医師国家試験に合格し、医師臨床研修マッチングで選んだ病院で初期研修を終えたのち、後期研修を受け終えると、晴れて専門医として独り立ちできるようになります。

ここまでは横並びの似たようなキャリアを歩むことになりますが、ここからはそれぞれの目標や志望に応じて、勤め先や働き方も多様化していきます。

とはいえ、全国に数多ある病院の中から自分に合った職場や求人を探すのは、なかなか骨の折れる作業です。

一般に激務と言われる医師の労働環境のなかで、転職活動に時間を割くのは肉体的にも精神的にも負担が大きく、「やっぱり今の職場でいいや…」と途中であきらめてしまう方が一定数出てくるのも事実です。

そんなときに利用したいのが、医師専用のマッチングサイトです。

あなたのこれまでの医師経験や志望などの情報を登録することで、あなたに最適な求人を紹介、マッチングしてくれます。

あなたの今いるステージや採用側の求人の募集状況によっても、求人の条件は大きく変わってきます。なので、早いうちからマッチングサイトへ登録だけでもしておくのがおすすめです。

いざ転職を考えてから登録しようとしても、業務が忙しくて手がつけられなかったり、それによって良い求人を逃してしまう可能性もあるので、余裕のあるうちに前もって登録しておくことが大切です。

まとめ:早めの登録がカギを握る

今回は2つのマッチングについて紹介しました。

共通して言えることは、早い段階からサイトに登録して、いつでも行動できるように準備を整えておくことが重要ということです。


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