夜勤専従看護師に向いている人とは?メリット・デメリットを解説
夜勤専従看護師にどのようなイメージを持っていますか?
「日勤に比べて自由」「人間関係のしがらみが少なそう」「給与が高め」
そんなイメージではないでしょうか。
看護師として働く選択肢のひとつとして、今回は夜勤専従看護師のメリット・デメリットを解説します。
目次
夜勤専従看護師の特徴
まずは「夜勤専従看護師ってなに?」を簡潔に説明します。
夜勤専従看護師とは、その名の通り、夜勤専門の看護師のこと。
主な特徴は以下のとおりです。
・非正規雇用が多い
・給与水準は高め
・1日あたりの労働時間は長いが、勤務日数は少ない
夜勤専従看護師は、基本的にアルバイトやパートとして雇用されることが多いですが、給与水準は高めです。夜勤であるため労働時間は長く、そのぶん勤務日数は少ない、といった特徴があります。
夜勤専従看護師だけが得られるメリット
では、夜勤専従看護師として働くメリットは何でしょうか?
ここから詳しく解説します。
少ない勤務日数で、高額給与を得られる
先ほども説明したように、夜勤専従看護師は勤務日数が少なめです。
労働基準法では、週の労働時間を40時間と定めているため、1回あたりの労働時間が13〜16時間と長い夜勤専従看護師は、週2〜3回しか勤務できません。となると、1ヶ月の勤務日数は10日前後になります。
日給の相場は2.5万円〜3.5万円程度。
月10日出勤すると、25万円〜35万円稼げる計算になります。
出勤日数を考えれば、割のいい仕事ではないでしょうか。
連休を取りやすい
夜勤専従看護師は、出勤日数が月10日前後であるため、連休を取りやすいのも魅力です。
一般的なサラリーマンは、月20日出勤して、10日休み、がほとんどですが、夜勤専従看護師はその真逆。月10日出勤して、20日休みになります。
仕事を掛け持ちすることもできますし、プライベートを充実させることも可能です。
雑務やしがらみが少なく、看護の仕事に集中できる
夜勤専従看護師は、雑務が少ないのも魅力です。
日勤の看護師だと、患者情報をまとめる看護サマリーの作成や、スキルアップを目的としたラダー制度に参加するなど、看護以外の仕事もこなさなければなりません。
加えて、夜勤が終わる頃には日勤の看護師が出勤してくるため、申し送りさえ済ませれば、定時で退社することができます。決められた時間だけ集中して働けばいいポジションです。
夜勤専従看護師の気になるデメリット
ここまでの内容だと、夜勤専従看護師にはメリットしかないように思えるかもしれませんが、当然ながらデメリットもあります。
ここからは、夜勤専従看護師のデメリットを紹介します。
体調を崩しやすい
夜勤専従看護師は、夜勤専門の仕事であるため、昼夜逆転の生活になります。
ほとんどの人は朝起きて、夜に寝る体内サイクルになっているため、それが逆転すると自律神経が乱れ、不眠や鬱になるリスクが高まります。休日に心身のバランスを整えるのは、思うほど容易ではありません。
困ったときに頼れるベテラン医師や看護師がいない
夜勤は、そもそも少ない人数で構成されるため、困ったときに頼れる人がいません。
経験の少ない医師や看護師と一緒になった場合、自分自身で判断することが求められます。また、そもそも夜勤専従看護師は経験とスキルが備わっている前提で採用されるため、高い水準の仕事が求められ、それがストレスの原因になる可能性もあります。
非正規雇用が多いため、出産・育児の際は退職しなければならない
先ほども説明したように、夜勤専従看護師はパート・アルバイトでの採用が多いため、出産・育児休暇などの制度は利用できない場合が多いです。
つまり、結婚、出産、育児といったライフスタイルの大きな変化のときは、退職しなければなりません。自分自身のキャリアとともに、人生設計も含めて夜勤専従看護師になるかどうかを検討したほうがいいでしょう。
夜勤専従看護師に向いている人とは?
ここまでの内容をふまえると、夜勤専従看護師に向いている人はどのような人になるのでしょうか? 夜勤専従看護師に向いているのは、以下のような人です。
・プライベートを確保したい人
・体力的・精神的にタフな人
・看護師として3〜5年以上経験のある人
・組織の人間関係から自由でいたい人
複数合致するなら、ぜひ夜勤専従看護師も選択肢に入れてみてくださいね。
まとめ
夜勤専従看護師は、少ない勤務日数で高い収入が得られる仕事ですが、夜勤専従であるがゆえの大変さやストレスもあります。
自由な時間を確保したくて、肉体的・精神的なタフさに自信があるなら、夜勤専従看護師も選択肢に入れるといいでしょう。
転職の際は、ぜひ転職エージェントに連絡してください。経験豊富な担当者が、あなたに合ったワークスタイルを提案し、条件に合った求人を紹介してくれますよ。
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