コロナワクチン接種にかかわる医師の報酬について
2020年から大流行した新型コロナウイルス。
1年が経過してようやくワクチンが誕生し、日本でも接種が進められています。
日本政府は、ワクチン接種を促進するため、医療機関と医療従事者に対する支援を発表しました。
このページでは、コロナワクチン接種にかかわる支援を紹介していきます。
目次
厚生労働省:コロナワクチン接種にかかわる病院への支援
まずはコロナワクチン接種にかかわる病院への支援を紹介します。
1日50回以上のワクチン接種を行った場合
1日50回以上のワクチン接種を行った場合は、定額で、1日あたり10万円が交付されます。
特別な人員体制を確保した場合
コロナワクチン接種のために増員、時間外労働、休日労働が発生し、且つ、1日50回以上の接種を、週1日以上行った週が4週間以上ある場合、医師1人1時間あたり7,550円、看護師等1人1時間あたり2,760円が交付されます。
当初は2021年7月末までの支援でしたが、11月まで延長されたことにより、日本国内のワクチン接種は促進されました。
リンク:新型コロナウイルスワクチンの個別接種の促進策の継続及び職域接種における支援策について(厚生労働省)
厚生労働省:コロナワクチン接種にかかわる診療所・クリニックへの支援
次に、コロナワクチン接種に関わる診療所とクリニックへの支援を紹介します。
週100回以上の接種を4週間以上行った場合
週100回以上の接種を4週間以上行った場合は、週100回以上を達成した週に限り、1回あたり2,000円が支援されます。
週150回以上の接種を4週間以上行った場合
週150回以上の接種を4週間以上行った場合は、週150回以上を達成した週に限り、1回あたり3,000円が支援されます。
これは一般企業でいうところのインセンティブのような制度で、コロナワクチンをたくさん打つほど、支援額が上がる仕組みです。
1日50回以上の接種を行った場合
1日50回以上の接種を行った場合は、1日あたり定額で10万円が支援されます。
ちなみに、これら3つの支援を重複して受け取ることはできません。ワクチン接種を週100回以上達成したとき、週150回以上達成したとき、週50回以上達成したときで、受け取れる支援は一つだけです。
その他、厚生労働省から発表されているコロナワクチン支援は、以下で確認できます。
リンク:新型コロナワクチンの接種を行う医療機関へのお知らせ(厚生労働省)
各自治体もコロナワクチン関連の支援を行っている
ここまでは日本政府の支援を紹介してきましたが、各自治体もコロナワクチン関連の支援を行っています。
参考までに東京都の支援を見ていきましょう。
東京都:コロナワクチン接種にかかわる病院への支援
東京都は、「集合契約方式による区市町村との委託契約を締結し、ワクチンの 配分・供給が受けられる「病院」であること」を条件に、継続的に病院への支援を行っています。
支援の基準や金額は、厚生労働省とまったく同じです。
①1日50回以上のワクチン接種を行った場合
定額で、1日あたり10万円が交付されます。
②特別な人員体制を確保した場合
コロナワクチン接種のために増員、時間外労働等が発生し、且つ、1日50回以上の接種を、週1日以上行った週が4週間以上ある場合、医師1人1時間あたり7,550円、看護師等1人1時間あたり2,760円が交付されます。
ちなみに①と②は重複して請求することが可能です。
リンク:【第四期・第五期】事業説明リーフレット(病院の皆様へ)(東京都)
東京都:コロナワクチン接種にかかわる診療所・クリニックへの支援
次に、診療所とクリニックへの支援を紹介します。
週100回以上の接種を4週間以上行った場合
週100回以上を達成した週に限り、1回あたり2,000円が支援されます。
週150回以上の接種を4週間以上行った場合
週150回以上を達成した週に限り、1回あたり3,000円が支援されます。
1日50回以上の接種を行った場合
1日あたり定額で10万円が支援されます。
リンク:【第四期・第五期】事業説明リーフレット(診療所の皆様へ)(東京都)
まとめ
2022年1月現在、コロナワクチンの2回接種完了率は78.7%で、徐々に3回目の案内が届きつつあります。
約1年で約80%のワクチン接種が完了した裏には、日本政府と自治体の支援がありました。
リスクを負ってコロナ対策に従事する方々のために、今後も手厚い支援が行われるよう願ってやみません。
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