評判で選ぶのはNG?医師転職サイトの正しい選び方
ネットで医師の転職情報を見始めるとキリがないですよね。
そのうち比較に没頭しだしてコントロールがきかなくなってしまいませんか?
評判や口コミも個人の主観ですので、どこまで信じていいのやら判断が難しいですし。
そんな頭でっかちになってしまった、あなたのために正しい医師転職サイトの選び方をお教えします。
評判に惑わされないよう、是非この記事を参考にして、あなたに合った医師転職サイトを見つけてください。
目次
評判だけに頼らない正しい転職サイトの選び方
転職サイトを選ぶ際にまず思いつくのは、知名度や評判ですよね。
そこから検索していくと、次に気になるのが求人数や情報量の豊富さといったところでしょうか。
確かにこれらも重要な視点なのですが、ここではちょっと角度を変えて知っておくと役立つポイントを5つお伝えしますね。
1.転職サイトと転職エージェントの違いをおさえておこう
実は転職サイトと転職エージェントは別ものだということを知っていましたか?
この2つを混同している人は意外に多いので、ここではっきり違いを押さえておきましょう。
〈転職サイト〉
転職サイトでは、掲載されている求人すべてを自由に閲覧することができます。
閲覧だけなら登録なしでの利用が可能な場合もあります。
応募条件にあてはまれば、興味をもった求人に誰でも応募することが可能です。
また求人の検索だけでなく履歴書作成や病院とのやり取りまで、すべて自分で行います。
多くの転職にかかわる活動をサイト上で出来るのも転職サイトの特徴です。
自分自身で行動するWebサイトを通したサービスなので、サイトによるサポートはありません。
〈転職エージェント〉
転職エージェントは、登録すると一人一人にキャリアアドバイザーという担当者が付く対人型のサービスです。
求人の紹介だけでなく、履歴書の書き方や面接対策、キャリアプランなどさまざまなアドバイスやサービスを無料で受けることが可能です。
また条件に合った求人が紹介され、面接日程の調整や諸条件の交渉から契約書に至るまで、転職に関する手続きはすべて代行してくれるのが特徴です。
そして一般には公開されていない求人の紹介や病院の情報についても、エージェントを通して知ることができます。
転職サイトも転職エージェントも、それぞれ特徴がありますので違いを押さえて正しく利用しましょう。
2.プライバシーマークを知っておこう
プライバシーマークというのは、企業が個人情報を適切に取扱っている証となるものです。
一般社団法人日本情報経済社会推進協会によって認定されます。
医者が転職活動をする上で、もっとも心配するのは「転職を考えていることが周りにバレてしまわないか」ということですよね。
評判のよいサイトやエージェントはだいたいプライバシーマークを持っています。
念の為に利用の際はプライバシーマークの有無を確認しておくと、より安心ですね。
3.職業紹介優良業者について知っておこう
このマークを見たことがありますか?
画像引用:公益社団法人 全国民営職業紹介事業協会
これは、職業紹介優良事業者認定マークと呼ばれるものです。
職業紹介優良事業者推奨協議会という団体が定めた基準を満たした、優良な人材紹介会社にだけ与えられるマークです。
職業紹介優良事業者推奨協議会は厚生労働省の委託事業ですから、このマークがあるエージェントは、国が認めた優れた人材紹介会社ということですね。
厚生労働省の認可があるエージェントは、ほぼ100%信用できるようなのでプライバシーマークと併せて覚えておくと安心ですね。
4.実績のあるエージェントの得意分野を把握しよう
ここからは、医師転職エージェントに絞って話を進めていきますね。
理由は転職エージェントを利用する方が、忙しい医者にとっては現実的で効率よく転職活動ができるからです。
ということで、ここでは一般的な信用度や評判に加えて個人の目的に合った医師転職エージェントを選ぶコツをお伝えします。
医師転職エージェントのホームページを見ると、だいたい実績が数字で示されています。
実績のあるエージェントは評判もいいです。
このような実績や医師の登録者数などは、信頼できるエージェントを選ぶ基準の1つとなりますよね。
そしてエージェントによって得意分野が違いますから、その中から自分の転職目的や条件に特化したエージェントを選ぶのがポイントです。
たとえば、下記のような項目をチェックしてみるといいですよ。
- 勤務体系(常勤/非常勤/スポットなど)
- 勤務地域
- 自分の専門科の求人数
- 非公開求人数
- ライフ・ワークバランス志向の求人数
- 開業や独立へのサポート
- 交渉力
どのエージェントが何に強いかという評判をチェックしておくと良いでしょう。
5.キャリアアドバイザーの質に注目しよう
どんなに実績があって評判の良いエージェントでも、利用したすべての医者が満足するとは限りません。
担当者との相性や性格などが合わないことも大いにあり得ます。
ただ、キャリアアドバイザーのサポートやアドバイスが頼りになるかという目安の1つに医療経営士という資格があります。
評判の高いエージェントの中には、アドバイザー全員がこの資格を持っているところもあります。
この資格を持っているアドバイザーは、医療経営に精通しており、医療に関する知識と実践的な経営能力を兼ね備えています。
これほど知識が豊富なアドバイザーなら、今後どんなキャリアパスが有利なのか、的確なアドバイスをくれるに違いありません。
また転職活動中のみならず、転職後のアフターフォローも重要なサポートの一環です。
キャリアアドバイスに加えアフターフォローが徹底されているか、口コミや評判を確認しておきたいですね。
まとめ
医師転職サイトの正しい選び方のコツは評判だけに頼らず、信頼性を確認する方法を心得ておくことでしたね。
- 転職サイトと転職エージェントとの違い
- プライバシーマークの有無
- 職業紹介優良事業者認定
- エージェントの実績と得意分野を把握
- キャリアアドバイザーのクオリティ
転職サイトや転職エージェントどちらを利用するにしても、それぞれの特徴をつかんで自分に合った信頼できるサービスを選ぶのがポイントです。
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